固定費を削る人間が、家計簿アプリに年5,940円を払っている理由
固定費は削る派です。格安SIMに変え、保険は掛け捨てだけにし、セット割はやめました。
そのうえで、家計管理には年4万円ほど払っています。
- マネーフォワード ME プレミアム(スタンダード): 年5,940円(年額払い)
- AI(Claude): 月20ドル ≒ 年36,000円
どちらも一番安いプランです。合わせて年間で4万円ちょっと。矛盾しているように見えますが、自分の中では削る支出と削らない支出は別物として扱っています。
なお、マネーフォワード MEには支払い方法で差があります。月払いだと月540円、年額払いなら年5,940円(月あたり約495円)です。自分は続けるつもりだったので年額にしました。
さらに、アプリ内課金から入ると割高になります。 プラットフォームの手数料が上乗せされるためです。同じプランでもWebから入会した方が安く済みます。 課金するなら、まずここを確認してください。
無料版の「連携4件」では足りない
マネーフォワード MEの無料版は、金融機関の連携が4件までです。
これが実際に何を意味するか、自分の場合で書きます。
| 種類 | 数 |
|---|---|
| 銀行 | 給与振込用、生活費用、貯蓄用、ネット銀行 |
| 証券 | SBI証券、楽天証券 |
| クレジットカード | メイン、楽天、三井住友、家族カード |
| 電子マネー・ポイント | 複数 |
4件では、銀行だけで枠が終わります。
すると何が起きるか。証券口座の残高が反映されないので、資産の合計が実態とズレます。クレカが繋がらないので、支出の明細が集まりません。つまり、見える化が成立しません。
家計の全体を出すことに意味があるのに、一部しか見えていない状態では、結局また「よく分からない」に戻ります。ここをケチると、それまでの手間が全部無駄になる。だから課金は必要経費だと考えました。
明細を集めるために家族カードを発行した
もうひとつやったのが、家族カードの発行です。
夫婦で別々のカードを使っていると、明細が2箇所に分かれます。片方が連携できていないと、そこだけ「使途不明金」になる。
家族カードにすれば引き落としも明細も1本にまとまるので、集計の手間が一段減りました。ポイントも合算されます。
これは「節約」ではなく「集約」の工夫です。金額としては大きくありませんが、続けやすさが変わります。
AIに月20ドル払っている理由
もう一方のAIは、資産集計の自動化に使っています。
以前は資産推移をExcelにまとめるのに数時間かかっていました。今は数分です。手を動かす部分をAIに投げられるようになったので、月末の作業がほぼ苦にならなくなりました。
これも節約とは逆方向の支出です。ただ、続かなくなる原因を取り除くための支出だと考えています。
家計管理でいちばん怖いのは、金額を間違えることではなく、やめてしまうことでした。自分は毎日コツコツやるのが苦手なので、苦手な部分を金で外注していると言ってもいいです。
「削る支出」と「削らない支出」の分け方
自分の中の基準は単純です。
| 例 | 判断 | |
|---|---|---|
| 削る | 使っていないサブスク、惰性の通信プラン、必要以上の保障 | 今と同じ生活が、安く手に入るなら削る |
| 削らない | 時間を買う支出、続けるための支出、体験のための支出 | 削ると生活の質か継続性が落ちるなら残す |
月500円ほどのアプリを削って、家計が見えなくなり、結果として月2万円の無駄に気づけないなら本末転倒です。
年4万円は決して安くありませんが、これで無駄な固定費を1つ見つけたら元が取れるという計算で払っています。実際、見える化してから止めた支出はそれ以上ありました。
まとめ
固定費削減は「全部安くする」ことではなく、効いていない支出を止めて、効く支出は残すことだと思っています。
家計簿アプリの課金は、自分にとっては後者でした。もし今、無料版で口座が繋ぎきれていないなら、1か月だけ有料版を試して、全部つないだ状態を一度見てみてください。そのうえで要らないと思ったら戻せばいいだけです。
毎日の小さな支出が長期でいくらになるかは、こちらで試せます。
※料金はいずれも2026年7月時点のものです。最新の金額は各サービスの公式サイトをご確認ください。
この記事は、Xで毎朝更新している連載「1億円までにやったこと、100個ぜんぶ書きます」の3〜4日目にあたる内容です。
本記事は個人の見解であり、特定の金融商品の勧誘・推奨ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。