マネーフォワードに全口座をつないで、これで資産が見えると思っていました。

実際には見えていませんでした。連携できない資産があったからです。

自分の場合は持株会と保険でした。つまりアプリに表示されていた合計額は、自分の資産ではなかったということになります。

連携できない資産は意外とある

家計簿アプリは万能ではありません。代表的なものを挙げます。

資産 連携
持株会 できないことが多い
生命保険の解約返戻金 できない
企業型DC(確定拠出年金) 運営管理機関によって可否が分かれる
社内預金・財形貯蓄 できないことが多い
現物の金・貴金属 できない
不動産 手入力(評価額は自分で決めるしかない)

これらは金額が小さいとは限りません。むしろ長く積み立ててきたものほど連携できない傾向があります。

自分の資産額を人に言うとき「マネフォ連携分1.75億+持株会」と分けて数えているのは、この事情があるからです。合計だけ言うと、自分でも内訳が説明できなくなります。

連携外はExcelに手で書いて、月1回だけ更新する

対処はシンプルです。連携できないものだけExcelに書いて、月末に1回更新します。

自動化できるものは自動化し、できないものは諦めて手で入れる。この割り切りが要ります。全部を自動化しようとすると、そこで止まります。

更新頻度も月1回で十分でした。持株会も保険の返戻金も、日々大きく動くものではありません。むしろ毎日見に行こうとすると続かなくなります。

家計管理でいちばん大事なのは精度ではなく、やめないことだと思っています。毎日つけようとして何度も失敗した結果、今は月末に1回だけ残高を記録して終わりにしています。

合計額だけ見ていると判断を間違える

全部の資産が揃ったら、次にやったのが種別で分けて見ることでした。

自分は次の区分にしています。

  • 現金・預金
  • 日本株
  • 外国株(投資信託を含む)
  • 年金(企業型DC)
  • 暗号資産

なぜ分けるかというと、合計額は増えていても、中身が偏っていることがあるからです。

自分はこれをやって「持株会の比率が高すぎる」と気づきました。持株会は報奨金が出るぶんお得なので、上限までやっていたのです。

ただ、勤務先と投資先が同じというのは、収入と資産が同時に傾くリスクがあります。会社が傾けば、給料も資産も一緒に減る。合計額だけ見ていたら、たぶん気づいていません。

この気づきの結果、拠出は止めました。持株会そのものが悪いとは思っていません。報奨金の分は確実に得ですし、自社を信じられるならアリだと思います。ただ比率の話であって、万人向けではないという距離感で見るようになりました。

順番は「全体 → 分解」

ここまでの流れを整理すると、こうなります。

  1. 純資産を1回出す(資産 − 負債)
  2. 家計簿アプリに口座を全部つなぐ
  3. 連携できないものをExcelで補う
  4. 種別に分けて見る

分解を先にやると、そもそも全体が見えていないので比率の意味が分かりません。全体を掴んでから分解する。 この順番は変えない方がいいと思っています。

比率に正解はありませんが、「1つの資産が全体の何割を超えたら気持ち悪いか」は自分で決めておくと判断が早くなります。自分は勤務先関連が2割を超えたあたりで動きました。

まとめ

家計簿アプリの合計額は、そのままでは自分の資産ではありません。連携できない資産を足して初めて全体になります。

やることは2つだけです。連携外の資産をExcelに書き出すことと、資産を種別に分けて比率を見ること。どちらも月1回の更新で足ります。

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この記事は、Xで毎朝更新している連載「1億円までにやったこと、100個ぜんぶ書きます」の6〜8日目にあたる内容です。


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